Kindleで読めるおすすめ小説10選 : SF小説編

Kindleで読めるおすすめ小説10選 : SF小説編

ちょっと時間が空いた時、わざわざ本屋に行かなくてもその場ですぐ買えて読み始められるのが Kindleストアの良いところですよね。今回はKindleストアで買えて今すぐ読めるおすすめ小説10選、SF小説編をご紹介します。

KindleのSF小説を語る上で外せない作品

個人出版された作品ながら、Amazonの「ベスト・オブ・2012 小説・文芸部門」の1位を獲得したほどの人気作品にまで上り詰めた藤井太洋さんの『Gene Mapper』。今回とりあげたのは、その完全改稿版の『Gene Mapper -full build-』。

拡張現実と遺伝子工学が主題にはなっていますが小難しくなく、小気味良く読めるスピード感のある作品なので、一気に読んでしまうこと受け合いです。

Gene Mapper -full build-

藤井 太洋 (著)

  • Kindle 価格 : ¥630(17%OFF

Kindleストアにて 「ベスト・オブ・2012」小説・文芸1位! 話題の電子書籍が分量1.8倍以上、文体・構成も一新した完全改稿版として登場。 バーチャルリアリティ技術と遺伝子組換作物が浸透した近未来、謎の塩基配列を持つ稲に秘められた陰謀に迫る、本格SFサスペンス。

「時間遡行SF」の決定版

確定した人類の滅亡を防ぐために時間を遡り、「未来からの援軍が来る」ように過去の文明に介入し、歴史を改変する主人公のオーヴィル。しかし、過去を変える度に今のこの世界は歴史改変の影響を受けて消滅してしまうため、人類を救うという任務の達成は、必然的にオーヴィルが元いた世界には決して帰れなくなることを意味している。

ここ何年かブームになっている感のある時間遡行や過去改変モノの中でも、『時砂の王』は、何かを守るために歴史を書き換えることの孤独と悲哀を見事に描き切った出色の一冊です。

時砂の王

小川一水 (著)

  • Kindle 価格 : ¥460(31%OFF

〈時をめぐる大いなる戦いの果てに――著者が満を持して挑む、初の時間SF〉時間線を遡行して人類の完全なる殲滅を狙う謎の存在。絶望的な撤退戦の末、男は最終防衛ラインたる3世紀の倭国に辿りつくが……

史上最高のSF作品との呼び声も高い一冊

人間の意識をコンピューター上に再現することが可能になった時代における、生と死、意識と自我、世界そして神とは何か。

これ以上ないと言って良いほどのゴリゴリのハードSFで、SFの面白い部分が全部詰め合わさった非常に濃い作品。前職がエンジニアだったグレッグ・イーガンの作品だけあって、プログラム周りの描写にSF作品でしばしばみられる稚拙さがなく、本職のプログラマーが読んでも唸るであろう一冊です。

順列都市〔上〕

グレッグ イーガン (著), 山岸 真 (翻訳)

  • Kindle 価格 : ¥600(29%OFF

記憶や人格などの情報をコンピュータに“ダウンロード”することが可能となった21世紀なかば、ソフトウェア化された意識、“コピー”になった富豪たちは、コンピュータが止まらないかぎり死なない存在として、世界を支配していた。その“コピー”たちに、たとえ宇宙が終わろうと永遠に存在しつづけられる方法があると提案する男が現われた……。…

超情報化社会における「知る」ことの意味

舞台は2081年の京都。「電子葉」と呼ばれる人工の脳葉が人間の情報アクセス能力を飛躍的に高める一方で、人々は入手できる情報のレベルによってクラス分けされ、最下層「レベル0」の人間は自身の個人情報すら守ることができない、という極端な情報格差が制度化された世界。

「攻殻」的なガジェットで描かれるサイバーパンクでありながら、行方不明の研究者が残した暗号と謎の少女をめぐるミステリーでもあり、情報が溢れる時代において「知る」こととは何かを問う哲学書のようでもある『know』。ライトな雰囲気の表紙とは裏腹に内容は本格派です。

know

野崎まど (著)

  • Kindle 価格 : ¥650(16%OFF

超情報化対策として、人造の脳葉〈電子葉〉の移植が義務化された2081年の日本・京都。情報庁で働く官僚の御野・連レルは、情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、道終・常イチが残した暗号を発見する。その“啓示”に誘われた先で待っていたのは、ひとりの少女だった。道終の真意もわからぬまま、御野は「すべてを知る」ため彼女と行動をともにする。それは、世界が変わる4日間の始まりだった――

虐殺を生み出す「器官」とそれが守る世界

発展途上国で内戦と大量虐殺が一方で、先進国では人々が「スターバックスの永遠とドミノ・ピザの普遍性」に包まれた生活を送っている近未来。大量虐殺を引き起こす「虐殺の器官」の謎を追っている内に、この二つの世界が無関係でないことを知る主人公。

今年劇場版アニメ化されることが決まっている『虐殺器官』ですが、「ベストSF2007」国内篇第1位、「ゼロ年代SFベスト」国内篇第1位と高い評価を得ている名作です。

虐殺器官 ハヤカワ文庫JA

伊藤 計劃 (著)

  • Kindle 価格 : ¥540(31%OFF

9・11を経て、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。 米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう……彼の目的とはいったいなにか? 大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは? ゼロ年代最高のフィクションが電子書籍版で登場。

もはや一つの「歴史」、全10巻の長篇スペースオペラ

個人的に2014年に読んだ小説でベストに挙げたい一冊。

宇宙の各地を舞台に何千年という時間軸で描かれる長篇ストーリー。各巻で描かれる人々や出来事、伏線が突然結びつき始め、一本の太い「歴史」を形成しはじめるスペクタクルは、全10巻という長篇シリーズでしか味わえない快感です。

読み始めたが最後、連日夜更かしして読み進めてしまう人が続出する『天冥の標』。時間に余裕のある人以外は手を出さない方が賢明かもしれません。

天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)

小川 一水 (著)

  • Kindle 価格 : ¥600(16%OFF

西暦2803年、植民星メニー・メニー・シープは入植300周年を迎えようとしていた。しかし臨時総督のユレイン三世は、地中深くに眠る植民船シェパード号の発電炉不調を理由に、植民地全域に配電制限などの弾圧を加えつつあった。そんな状況下、セナーセー市の医師カドムは、《海の一統》のアクリラから緊急の要請を受ける。街に謎の疫病が蔓延しているというのだが……小川一水が満を持して放つ全10巻の新シリーズ開幕篇。

色褪せない古典の名作

今回とりあげた中では唯一の古典といえる作品。

タイムトラベルをテーマにした作品ですがSF色は強くないので、ゴリゴリのSFが苦手な人でも読みやすいです。最近の作品にはあまりない、爽やかな読後感が残る作品で、いつまでも色褪せない不朽の名作。猫ちゃんが主人公の猫SFでもあります。

夏への扉

ロバート A ハインライン (著), 福島 正実 (著)

  • Kindle 価格 : ¥520(35%OFF

ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。最愛の恋人に裏切られ、生命から2番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ! そんな時、〈冷凍睡眠保険〉のネオンサインにひきよせられて……永遠の名作。

近い未来のネット文化をめぐる物語

え、ピアピア動画ってあれ?というかこの主人公って「あの娘」じゃないの?と思った方、正解です。

『南極点のピアピア動画』は近い未来のニコニコ動画とボーカロイドをめぐるお話。自身もボカロPとして活躍している作者だけあって設定には説得力がありますし、また緻密な科学技術の描写はまごうことなきハードSFといえる本作。あまりこういったジャンルに親しくない方はちょっと敬遠してしまうかもしれませんが、SFファンならぜひ読んでみてほしい一冊です。

南極点のピアピア動画

野尻 抱介 (著)

  • Kindle 価格 : ¥500(25%OFF

日本の次期月探査計画に関わっていた大学院生・蓮見省一の夢は、彗星が月面に衝突した瞬間に潰え、恋人の奈美までが彼のもとを去った。省一はただ、奈美への愛をボーカロイドの小隅レイに歌わせ、ピアピア動画にアップロードするしかなかった。しかし、月からの放出物が地球に双極ジェットを形成することが判明、ピアピア技術部による“宇宙男プロジェクト”が開始される……。ネットと宇宙開発の未来を描く4篇の連作集。通常書籍…

「ヒト」と「モノ」のボーイ・ミーツ・ガール

社会における人間の役割のほとんどが人型ロボットhIEに取って代わられた世界。17歳の少年は、ある日突然アンドロイドの少女と出会い、オーナー契約を交わす…。

「モノ」が「ヒト」の知性を遥かに凌駕した世界における、「ヒト」と「モノ」の新しい形のボーイ・ミーツ・ガール。

BEATLESS 電子特別版 《前》 (角川書店単行本)

長谷 敏司 (著)

  • Kindle 価格 : ¥810

大きな災害を経て、社会のほとんどをモノである機械に任せた世界。17歳の少年、遠藤アラトはある日突然一体のアンドロイド・レイシアに出会い、オーナー契約を交わす。それは、その世界を脅かすほどの性能を備えた超高度AIが生み出した人智を超えるアンドロイド〈人類未到達産物〉5体のひとつだった。一見人間にそっくりなそれに翻弄されるアラトだが……。「ベストSF2012(国内篇)」第3位。全656ページを電子書籍…

気鋭の作家によるハードボイルドサイバーパンク

最近では時代小説の『天地明察』や『攻殻機動隊 ARISE』『PSYCHO-PASS2』などアニメの脚本・シリーズ構成でも知られる冲方丁さん。お名前の読み方は「うぶかた とう」さんです。私はずっと「おきかた」さんだと思ってました。

ハードボイルドな趣のある、これぞサイバーパンクという作品。手に汗握る戦闘シーンと巧みな情景描写、そして洗練されたストーリー構成。2003年日本SF大賞を受賞している名作です。

マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)

冲方 丁 (著)

  • Kindle 価格 : ¥540(29%OFF

なぜ私なの?賭博師シェルの奸計により、少女娼婦バロットは爆炎にのまれた。瀕死の彼女を救ったのは、委任事件担当官にして万能兵器のネズミ、ウフコックだった。法的に禁止された科学技術の使用が許可されるスクランブル−09。この緊急法令で蘇ったバロットはシェルの犯罪を追うが、そこに敵の担当官ボイルドが立ち塞がる。それはかつてウフコックを濫用し、殺戮の限りを尽くした男だった。代表作の完全改稿版、始動!

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